OSAKA BAY ぐるっ〜と遊RUN 240km
2003/2/7(金)〜9(日)

 

『今度、こんなコース考えましたからよかったらきてください』と誘っていただいたのが、今回の『大阪湾 ぐる〜っと遊RUN 240km』。

1月25日(土)、『竹内街道 & 長尾街道マラニック』に参加したときのことだ。構想?年、下見?年でようやく試走会実施にこぎつけたらしい。

OSAKA BAY ぐるっ〜と遊RUN コースマップ
OSAKA BAY ぐるっ〜と遊RUN コースマップ
コースは、大阪港「海遊館」からスタート。西宮、神戸を経由し明石へ。 明石海峡を「たこフェリー」で淡路島(岩屋)に渡り、岩屋からは淡路島の東海岸を洲本まで南下。洲本から淡路島の内陸部を西へ横切り、反対側の西海岸(南淡)へ。南淡から鳴門海峡を高速バスで渡り鳴門公園から走って、徳島市の健康ランド「遊湯館」を目指す。 ここで温泉に入って仮眠ができるようだ。その後、港まで走って徳島市より南海フェリーにて2時間の船旅を楽しみ一路、和歌山港へ。和歌山市からりんくうタウン、堺市浜寺公園を経て大阪湾をぐるっ〜と巡って「海遊館」に戻る、、というもの。実施日は、2月7日(金)〜9日(日)。
『こないだ最後の下見を終えて出来立てほやほやのコース。』とナビ関根さん。

なんというコースなのだろう。でも行きた〜い!! 1月25日のマラニックスタート時点で、行きたい度合いは90%。日程的には問題なし。 100%に満たない10%は、  
@ 左足首の具合がまだ完璧じゃないこと。
A 誰が参加するのだろう。100 mile clubの凄い人たちばかりがやってきたらどうしよう。
というあたり。

竹内街道 & 長尾街道をゆっくりながらも最後まで行けたことで行きたい度合いは95%にアップ。 淡路島内の交通便は余りよくないけど、それ以外はワープも できるだろう!  よしっ、申し込もうか。と1月下旬に 参加費見合いの郵便小為替を買ってみる。参加申込み書を記入し 郵便小為替と一緒に、かばんに入れて持ち歩くこと3日余り。

山田(慎)さんから、『大阪湾、申し込んだよ』のメールをもらい、ええぃっ、送っちゃえ。と1月31日に参加の決心を固める。

『あんな、今度、大阪湾一周いくことに決めたで。ごめんやけど行かせてな。』とWanda。『そんなん、はじめに話きいたときから、あんたのことやから行くと思ってたで。行っといで、行っといで。楽しんでおいで』とマッちゃん。完全に心を読まれていたのね。でも感謝。

2月7日。仕事を終えて大急ぎで家に戻り、ぱぱっと用意をしてご飯を食べ、海遊館へ向かった。



スタート地点 海遊館
海遊館前にて
いよいよスタート

海遊館のある大阪港駅に到着してコインロッカーに荷物を押し込み、お見送り & 帰宅ランにきてくれたマッちゃんと一緒に集合地点の 海遊館へ。永田さん以外はもうみんな集まっている。 阪本さんからゼッケンと参加賞をいただく。ゼッケンにはこれから 走るコースが書き込まれている。冬型気圧配置が緩み、とても暖かい。急ぎすぎてフリースを脱いでロッカーに置いてくるのを忘れてしまったことを後悔。

しかし、もっと重大な忘れ物に気づく。地図だ。地図を置いていく 荷物の中に入れたままで駅のロッカーにおいてきてしまったのだ。でも、みんなはこれから駅に荷物を置きに行くことをきいてほっと一安心。そのときに取り出そう。
駅で地図を取り出し、他の人とロッカーをシェアして再度荷物を入れなおす。私が一緒にシェアしたのは、ナビ関根さんと山田(慎)さん。えらい人とシェアしてしまったものだ。まぁ、ワープという手段を使って余り迷惑がかからない時間までには、ここに戻ってこよう。

いよいよ『大阪湾ぐる〜っと遊RUN 240km』の本格的なスタートだ。

参加者
石原さん 山上さん 山田(慎)さん 永田さん 関根さん 阪本さん Wanda

裏道を抜けて弁天町の駅近くで43号線へ。ここから尼崎の出屋敷までの6km程(?)は43号線を走る。トラックが多くてゴミゴミして走りにくいと思っていたのだが、意外と走りやすい。トラックもそんなに多くは なかった。ただし歩道橋が多い。いくつの歩道橋を上り下りしたこと だろう。

出屋敷の交差点を左折し臨港線まで1キロほど南下。ここからはしばらく臨港線を神戸方面へ進む。武庫川を渡ってちょっと いったところでマッちゃんとお別れ。淋しくなるが仕方がない。『マッちゃんの分も今から楽しんでくるよ〜♪』『日曜日、仕事が終わったら適当に逆走してお迎えランするからね』『気ぃつけて帰りや。』 特別参加者のマッちゃんがいなくなり7人になる。

臨港線はWandaにとっては懐かしい道。Wandaの通っていた高校や阪神パークがあるのだ。

甲子園球場を過ぎたあたりのローソンで休憩。暖かいとはいえ、休憩するとやっぱり冷えてくるが、走り出すとまたすぐに温まる。

このあたりは、『宮水』が有名で大手酒造メーカーの酒蔵が 灘あたりまで続く。その酒蔵のひとつ、辰馬本家酒造(通称 : 白鹿)の 酒ミュージアムのところで記念撮影。 『神戸まで幾つ酒蔵があるんでしょうね?』などと言いながら更に西へ。 芦屋で再び43号線に自然合流し、御影、六甲(灘)を経て三宮へ到着。2号線を逸れて、和田岬を通って須磨へ。 須磨水族館を過ぎると明石海峡大橋が見える。

須磨を過ぎたところの『すき家』(24H営業?の牛丼家)で休憩。ミニ牛丼を注文したが結構ボリュームがあり満足。暖かいお茶も でてきて最高。元気になる。でも、ここで男性軍はみんな関西周遊の 長袖のランシャツをきていることを発見して唖然とする。『ひぇ〜っ? みんな関西周遊経験者、しかも完走者ばかりなんだ。』

酒ミュージアム前にて
酒ミュージアム前にて
野球で例えるなら、私以外は皆、大リーガー。私は高校野球か草野球の選手。紅白歌合戦でいうならば、皆はトリをつとめる大御所、都はるみ、 北島三郎、細川たかし、、といった感じで、私は初出場、こちこち緊張しまくりの新人歌手。

燃料補給を終えて、山田(慎)さん、山上さん、永田さんのペースがあがる。私も頑張るが、牛丼がお腹にしっとりと落ち着くまではどうもペースがあがらない。

舞子を過ぎ、明石はもうすぐのはずだ。午前6時過ぎ頃だったろうか。ようやく明石に到着。 夜はすっかり明けていた。フェリーの出航時間(6:40am)までちょっと休憩。予定のフェリーより1本早いのに間に合って上出来。

淡路島は走りやバイクで一周するために何度もいったことがあるがたこフェリーで渡るのは初めてなので、わくわくする。乗船すると暖かくて心地いい。淡路島(岩屋)まで僅か20分だが 腰を下ろすとすぐに寝入ってしまった。

岩屋に到着して下船すると、徳島の平井さん(すた子さん)と宮本さんがサポートにきてくださっていた。サポートなんてない、と思っていたのでびっくり。でも、とても嬉しいし、そしてありがたい。この時間に岩屋にいてくださるなんて、一体、朝は何時に出てきてくださったのだろう?と思いながらも『まずはコーヒーをどうぞ。』と言われ本格的なドリップコーヒーをいただく。美味しい。眠い身体にコーヒーがじわっと効いて目覚めていく感じ。

淡路島は恐ろしいぐらい交通の便も悪く、且つ洲本までは気のきいた コンビ二も少ない。数年前の博覧会のお陰で岩屋近辺は道もきれいになり、コンビ二も増えたがそれでも大阪や神戸の街中と比べると恐ろしく不便な場所だ。それだけに、淡路島でのサポートは本当にありがたい。

『じゃ、次は15キロほど先でエードしますから頑張ってくださいね』と言われて、ぼちぼち第二ラウンドのスタートだ。砂浜で昇る太陽をバックに記念撮影。

スタートしてすぐは、わりとゆっくり固まって走っていたけど、ほどなく山田さんと山上さんがペースをあげ、その少しあとを 阪本さん、関根さん、永田さんが続いて、ちょっとずつみんなの背中が遠くなった。仕方ない。永田さんの背中が見える程度の距離を保ちながらゆっくり行く。

岩屋から10キロ程のところにある久留麻神社で脚を止め記念撮影。ここは、太陽の道の起点にあたるのだ。去年、太陽の道を 走っただけにかなり感動。ここから三重県の伊勢までの間の北緯34度32分上に太陽の神に纏わる遺跡が点在していてここ淡路島の久留麻神社とさらに西へいったところの神社が西の伊勢と呼ばれているというのだ。
昇る朝日をバックに・・・
昇る朝日をバックに・・・
伊勢久留麻神社にて
伊勢久留麻神社にて
久留麻神社をあとにして東海岸をひたすら南下。アップダウンとは言わないのかもしれないが、海岸沿いの道、かすかなアップダウンが続く。駄目だ、どんどん皆と離れていってしまう、、なんとかしなきゃと思ったところでエード。おにぎりと暖かい(熱い)味噌汁。それに八朔(?)にお菓子。車は本格的なエード仕様で、電子レンジまで使えるらしい。お腹が空いてきた頃だったので、おにぎりも味噌汁も胃に染み渡る。

お腹を満たさせてもらったあと、皆より少し早めに出発させてもらう。楽しみながらのんびりいきたいが、絶対に守らなければならない時間があるのだ。南淡路ICから高速バスで徳島に渡るためのバスの 時間だ。18:50が最終なのだ。それまでには、バス乗り場につかなくてはならない。

津名あたりで山上さんが追いついてこられた。『遠いね。あとどれくらいやろ?』『さぁ?でも、まだあと洲本まで10キロぐらいはあると思います』

ちょっと進むと洲本まで10キロ、という道路標識が登場。私の距離感覚もなかなかのものだ、、と一人でにたにたする。

洲本手前で、平井さんに追いつかれ、励ましていただき元気になり12時20分頃、洲本到着。岩屋からたった30キロしかないのになんて遠かったのだろう。程なく永田さんが到着。関根さんと阪本さんがまだ到着しないけど、そんなに離れていないらしいし、ぼちぼち歩きながら行きましょう、ということになり、山上さん、山田さん、永田さん、 平井さん、石原さん、それに私の6人で洲本の交差点を右折し西(南淡)に向かって歩き出す。

『次はここから10キロ程行ったあたりで、おでんにしますからね。頑張ってください』と宮本さんから嬉しいお言葉。『よしっ、おでんに向かってがんばろう!』

ちょっと進んだあたりで眠たくなった山田さんが、リュックをもそもそとあさっている。何が出てくるのだろう。『じゃ〜ん、動物ビスケット!!』。やったぁ〜。ビッキーだ。(ビッキーとは、英語の赤ちゃん言葉でビスケットのことです)ビッキーでちょっと元気になって又、走り出した。

1時間ぐらい走っただろうか。軽い上りの途中で宮本号を発見。やったぁ〜。おでんだ。いっただきまぁ〜す♪ めちゃ美味しい。これでビールがあればなぁ、、、なんて 言ったら、本当にビールまで出てきた。

お腹を満たしたあと、しばらく4人(山上さん、山田さん、石原さん、私)で歩く出したが、歩きは束の間。山上さんと 山田さんが走り出し、石原さんが続く。先頭の二人はぐんぐん 小さくなり、石原さんにもついていけなくなって、一人になってしまった。空模様も怪しくなってくる。なんとか 雨の降り出しが遅くなって欲しいと願いながら、頑張るが ふんばれない。4時頃だったろうか。終に雨粒が落ちてきた。でも、まだ『ぽつ、ぽつ』という程度。 神様が味方してくれている間に頑張ろう。

福良までもうちょっと、ってあたりで終に本格的な 雨に見舞われてしまった。自動販売機を置いてある店の軒先みたいなところで座り込んで雨仕様への着替えを 行う。着替えっていってもウィンドブレーカーを脱いでリュックへ格納し、代わりにカッパを着るだけなのだけど。 カッパに着替えて、福良への坂道を登り始める。

みんなどのあたりを走っているんだろう。 結構、雨がきつくなってきたみたいだけど、暖かいせいか雨の辛さは余りなかったけど、靴と軍手が濡れて気持ち悪い。

カッパで蒸れて喉が渇くので何か飲みたいが、リュックの上からカッパを羽織っているので、リュックからお金を 取り出すのが面倒くさくて、いくつか自動販売機をやりすごした が、終に耐えられなくなって民宿の前の自動販売機で 飲料補給。ついでに四国へ渡るバスの時刻表を確認する。4時半のバスがあるが間に合いそうにない。このバスを逃すと、次は6時50分のバスだ。5時頃にはバス停に着けるだろうから、もうちょっと頑張ればよかった、と後悔するが、今更悔やんでも仕方がない。

この自販機での休憩の前後に回ずつ、合計2回、誰かが 電話をしてくれたみたい。でも、出ることができなかった。 電話は雨の水没から守るために袋に入れて、リュックの底に 押し込み、その上からカッパをきてるのだもの。バス停までいけば2時間近くもバス待ち時間があるから、そこで誰からの電話か確認しようと思って、先を急いだ。

(*) あとからわかったことだけど、この電話、永田さんが私を探してかけてくださったものでした。電話に出れなくてごめんなさい。

大鳴門橋記念館へは右への上り、有料道路へはまっすぐ進む 三叉路にやってきた。どっちだろう。地図で確認すると、バス停は大鳴門橋記念館の前にあるみたいなので、右折して 記念館へのぼっていった。のぼりきったところでバス停らしき ものは、、、ないっ。 記念館の事務所で道を尋ねる。 『どっからきたか知らんけど、バス停はここをずっと三叉路まで下って右のほうにいくんだよ。』『え〜っ! 今、三叉路のところから苦労してのぼってきたのに 間違えてたんですか?地図でみてこっちだと思ってやってきたのに、、、』地図を読み違えた私が悪いのだけど、あまりのショックに一瞬、呆然となる。が、気を取り直して、今のぼってきた道を戻る。三叉路は意外と近くて助かった。右折して下っていくと高速バス乗り場があった。

石原さん、山田さん、山上さんはいない。当たり前か。4時半のバスに乗ったんだろうな。時刻は5時10分ぐらい。次のバスまで2時間近くある。レストハウスみたいなものがあるようだがしまっている。バス停で待つしかないようだ。まぁ、雨がしのげるだけよしとしよう。

バスの時刻を考えずにやってきた客を狙ってか、1台タクシーがとまっていたが、タクシーには目を向けずバス停のベンチに腰を下ろした。さっきの電話が誰だったのだろう、と思って カッパを脱ごうとしたところで、サポートカー宮本号がやってきた。 山田さん、山上さん以外、全員乗っている。雨がひどくなってきたので、宮本号の力を借りて大鳴門橋を渡り、そこから13キロほど先のクアハウス(遊湯館)までカットすることにしたと いう。残念だけど無理しても仕方がないし、ここで2時間待つより ずっといい。 おでんのあと、ぐいぐいといってしまった石原さんですら 4時半のバスに間に合わなかったのだから、、と思うと諦めもついた。サポートカー様、、だ。本当に有難い。

鳴門大橋をサポート車で渡り、「遊湯館」へ直行。お風呂に入って生き返る。 遊湯館を1:00amに出発し3:30am出航のフェリーに乗るというので、こんなにのんびりしてもいいの?と思いながらも 20:00〜0:00まで超熟睡。午前0:00、雨はすっかり止んでいる。ラッキー。

宮本さん & 平井さんのエイド
宮本さん & 平井さんのエイド

宮本さん & 平井さんがカップラーメンにコーヒーやレモネードを用意してくださり、ありがたくご馳走になる。至れり尽くせりのサポートに本当に感謝、感謝。

予定通り1:00am、『遊湯館』を出発。港までは約14キロ。フェリーが3:30am出航。港には3:10amぐらいには到着したいから結構飛ばさないといけないことになる。必死でみんなについていかせてもらう。

徳島港近くで、メイン道路を外れ住宅街みたいなところを抜けていく。こんなところではぐれてしまったら道がわからないよ〜。でも、もうコレ以上このスピードは限界! って思ったときに徳島港に到着。各自必要な物資をコンビニで調達。

フェリー乗り場で切符を買うときに、料金表を見てびっくり。 なんとJR難波駅までの料金が記載されていて切符も難波までの切符が 買えるようになっている。思わず『難波』への料金ボタンを押しそうになってしまうではありませんか。もの凄い誘惑だ。

ここでサポートカーの宮本さん、平井さんとお別れだけど、お別れ前に最後のサポート。おでん、パン、お菓子、コーヒーをいただき、記念撮影をしてお別れ。フェリーに乗り込んだ。和歌山港までの2時間は またもや熟睡。寒くてあんまり寝れないかな、と思ったがそんな心配は無用。山田さんに起こされて、皆、既に下船していることに驚く。

2時間熟睡してたせいもあるけど、徳島と和歌山って案外近いことも発見。

徳島港南海フェリー乗り場にて
徳島港南海フェリー乗り場にて
下船してみると寒い。すぐ横にJRの改札が隣接している。またもや誘惑が手招きしている。誘惑を振りきり、5時50分、和歌山港をスタート。第3ラウンド、残り大阪に向けての90キロ、最終ステージのスタートだ。

少し走ったところのコンビニでトイレ休憩。ここで、このペースでいった場合のゴール時間を計算して、山上さんと愕然とする。『えらいことやなぁ。このままやったら10時ぐらいのゴールやで。』

この見積もりが山上さんのやる気を煽り立てたのか、このコンビニ以降、みんなのペースが2段階ぐらい一気にあがった感じだ。腰が痛い、痛いと言われていた石原さんもぐんぐんペースアップ。またもや、みんなの背中がぐんぐん小さくなる。

途中で岬公園と加太駅方面への分かれ道。最終的には、岬公園に行くのだからまっすぐいきたいところだけど、ここで加太駅方面のルートをカットすれば今回のコースのメインがなくなってしまうことになる。

加太駅を過ぎるまではちょっと退屈な道が続いたが、加太駅を過ぎ大川 峠からみた四国、淡路島方面は最高の景色。大川峠で先頭をいく 石原さん、山上さん、山田さんに追い付くこともできて、ここから金魚の糞作戦(寄生虫作戦)で、山上さん、山田さんに引っ張りまくってもらう。

岬公園でガス欠になり、リュックにしのばせておいた黒棒とチョコパイを食べながら 少し歩く。更に暫く走ると遠くにりんくうタウンのビルが霞んで見えた。りんくうタウンまではまだまだだけど、でも、ちょっとずつ近づいていってる。

途中で国道63号線をそれて250号線へ。この250号線を抜けきりまた大きな国道に戻ると、りんくうタウンのサイズがかなり大きくなった。

来週の泉州国際マラソンの練習のためか、走っている人が多い。

みんなどれくらい離れているんやろう?と言いながら、山上さん、山田さん、私の3人で12:20頃、りんくうタウンに到着 & 昼食休憩。あまり時間が取られる店は いやだったけど、でも、お腹はぐ〜、ぐ〜。麺屋に入った。13:00頃までしっかり休憩。お腹も満足。ラスト45キロ、頑張るか。

山田さんと山上さんには、『私は、もうここからのんびりいきますからお二人でがんがん行っちゃってください。』とお願いしたが、途中で 待っていただいたりして、結局、ずっと一緒に行かせてもらう。

浜寺公園手前8キロのあたりで、マッちゃんから電話が入り、しゃべっている間に二人はどんどんいってしまい、ついに、もう会うこともないだろうな、と思ってたら、浜寺公園手前で歩いていてくださったので、またもや追いつくことができた。『先にいってください』とは言ったものの一人になってちょっと淋しかっただけに嬉しくなる。

ここで、お迎えランにきてくれたマッちゃんとも合流。4人で海遊館を目指す。ラスト20キロぐらいだ。

堺のあたりは、まだあんまりよくわからないけど、それでも、堺、住江公園、加賀屋、津守、ときいたことのある地名が登場し、確実に海遊館が近づいていることを実感する。

ラスト10キロを切って、ようやくゴールまで行けるぞ、という気持ちが確信に変わった。

めがね橋を歩いて上る。上りきったところからの夜景は最高。目指す海遊館のそばの大観覧車が見える。橋を渡り終えて大運橋の交差点を右折。残り8キロだ。 地図を確認する。43号線までまっすぐいって43号線を走り、市岡元町3の交差点を曲がれば、あとはまっすぐだ。

43号線に向かう間、またもや私一人がかなり遅れてしまったけど、最後の市岡元町の交差点で皆、待っていてくれた。『ここまできたんだから、一緒にゴールしよう』と山上さん。涙がちょちょ切れるほど嬉しい言葉。『Wandaさんのペースでゆっくり走っていいから。』

海遊館までのラスト4キロ、ゆっくり走らせてもらって19時34分頃、みんなで揃ってゴール。楽しかった。

真理子さんに連絡すると、あと1キロぐらいの地点だというのでみんなで真理子さんのゴールをお迎え。

関根さんは、どこで抜かれたのか、先にゴールされているらしい。永田さんは途中ワープを含みゴール。石原さんは、腰痛がひどくてワープ。

ということで、全員が無事、海遊館にたどり着いたことになる。
試走会、無事終了。ありがとうございました。